令和元年分、類似業種比準価額(2019年7月9日)
2019年7月9日
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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン
vol.432 2019年07月09日配信●
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・ご挨拶……… 涼しい日が続いています
・特集………… 自社株の評価をしていますか?
●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。
○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
先週の後半から涼しい日が続いています。
昼の気温が25度くらいだと体が楽ですね。
東京では金曜日まで涼しさが続くようです。
●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。
さて、今回は「令和元年分、類似業種比準価額」です。
自社の株式(=自社株)の評価の基準となる
令和元年分「類似業種比準価額」の株価等が、
国税庁より6月に発表されました。
今年の相続または贈与については、
この株価等をもとに計算します。
今回発表されたのは1~2月分です。
相続や贈与における自社株の評価は、
○類似業種比準価額
○純資産価額
2つの評価額を組み合わせて計算します。
「類似業種比準価額」とは、
国税庁から発表のデータをもとに、
以下のようにして計算します。
(1)類似業種の株価
(2)(配当+利益+純資産の各比 ※)÷ 3
(3)会社規模による調整率(0.5~0.7)
(4)(1)×(2)×(3)
※ 国税庁データを分母、当社を分子として計算
よって、自社株の株価が高くなるのは、
(1)について、類似業種の株価の上昇
(2)について、当社の配当、利益の増加
この2つが主な原因となります。
類似業種の株価等については、
たとえば○○さんの会社が、
情報サービス業であれば、
国税庁データも情報サービス業で、
計算することになります。
さらに、類似業種の株価は、
次の5つで一番低い株価となります。
○相続または贈与した月
○その前月
○その前々月
○前年平均
○過去2年平均
4つ目の「前年平均」とは、
○令和元年の相続・贈与なら、
→ 平成30年平均
○平成30年の相続・贈与なら、
→ 平成29年平均
となります。
この「前年平均」の株価について、
今回発表のデータと前年とを比べると、
令和元年は自社株の株価が上がっているか、
およそ目安になります。
今回のデータで「前年平均」の株価が、
前年より上がっている業種は、
大きい順に並べて以下となります。
(1)産業機械器具卸売業・・・143.3%
(2)娯楽業・・・・・・・・・・・・・・・135.1%
(3)専門サービス業・・・・・・・135.1%
(4)ソフトウェア業・・・・・・・129.8%
(5)専門料理店・・・・・・・・・・・129.3%
一方、下がっている順は以下となります。
(1)映像・音声・文字
・情報制作業・・・・・・・・・・・△35.7%
(2)業務用機械器具製造業・・・△21.8%
(3)各種商品卸売業・・・・・・・・・△21.2%
(4)広告業・・・・・・・・・・・・・・・・・△21.1%
(5)その他の運輸業
・郵便業・・・・・・・・・・・・・・・△20.6%
○○さんの会社が、
○上がっている業種なら、
→ 相続・贈与の税負担が多くなります。
○ 下がっている業種なら、
→ 自社株を贈与する絶好のチャンスです。
さらに、自社株の評価方法は、
ここ数年でも大きな改正があったことで、
以前おこなっている自社株の株価が、
大きく変動している可能性もあります。
今回の発表を機に、
まずは自社株の再評価をしてみましょう。
後継者への承継を予定していれば、
なおさら必要なことになります。
●編 集 後 記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。
土曜日はワタミの関西経営説明会に出席しました。
内容的には株主総会のようなものでした。
創業者の渡辺さんが6年ぶりに取締役に復帰します。
しばらく表舞台に出ていませんでしたが、
相変わらず元気でしたね。
社長の清水さんが部下のようでした(笑)。
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