平成26年分、相続税の申告状況(2016年1月12日)
2016年1月12日
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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン vol.264 2016年01月12日配信●
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・ご挨拶………………………………今年もよろしくお願いいたします
・特集…………………………………平成26年の相続税の申告状況です
●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。
○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
本年最初のメールマガジンになります。
本年もよろしくお願いいたします。
今日は東京都心では初雪が降りました。
暖冬でしたがさすがに寒くなりました。
お体にお気を付けください。
●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
さて、今回は「平成26年分、相続税の申告状況」です。
国税庁より昨年12月15日に、
一昨年平成26年分の相続税の申告状況について、
発表されました。
相続税が増税となるのは、
平成27年の相続からです。
(1)基礎控除額の減少
5,000万円 +(1,000万円 × 相続人の数)→
3,000万円 +(600万円 × 相続人の数)
大幅に削減され、課税対象額が増えました。
(2)最高税率の引上げ
50% → 55%となりました。
さらに、40%と50%の間に、
45%の税率が新たに加わりました。
平成26年は増税前の最後の年ですが、
次のような結果となっています。
■申告割合は少し増えている
○ 亡くなられた方(被相続人)の数
平成26年・・・127万3,004人
平成25年・・・126万8,436人
○ 相続税の課税対象となった被相続人数
平成26年・・・56,239人
平成25年・・・54、421人
○ 申告割合
平成26年・・・4.4%
平成25年・・・4.3%
→平成25年より0.1%増加しました。
■課税価格は減っている
課税価格とは相続税の対象になる金額です。
財産から借入金などの債務を引いた残額となります。
○ 課税価格の合計
平成26年・・・11兆4,766億円
平成25年・・・11兆6,253億円
○ 被相続人1人当たり
平成26年・・・2億0,407万円
平成25年・・・2億1,362万円
→平成25年より4.5%減少しました。
■相続税の納税額も減っている
○ 相続税の納税額合計
平成26年・・・1兆3,908億円
平成25年・・・1兆5,367億円
○ 被相続人1人当たり
平成26年・・・2,473万円
平成25年・・・2,824万円
→平成25年より12.4%と大幅に減っています。
■相続財産の金額の構成比
相続財産の金額の構成比は、
○ 土地
平成26年・・・41.5%
平成25年・・・41.6%
○ 現金・預貯金等
平成26年・・・26.6%
平成25年・・・26.0%、
○ 有価証券
平成26年・・・15.3%
平成25年・・・16.5%
→順はかわりませんが、
現金・預貯金等の割合が増え、
有価証券の割合が減少しています。
■相続財産の金額の構成比(平成6年、参考)
参考までに20年前の平成6年については、
構成比は次のようになっていました。
○ 土地
平成6年・・・・70.9%
○ 現金・預貯金等
平成6年・・・・・9.4%
○ 有価証券
平成6年・・・・・8.3%
→ここ20年の地価の下落や金融資産の増加など、
時代の流れを感じますね。
さて、このようなデータを見て、
これからどう対応したらよいでしょうか?
相続税対策としては、
「現金・預貯金等」と「有価証券」、
この2つの財産の生前贈与がポイントでしょう。
平成26年の財産構成比をみると、
○ 現金・預貯金等・・・26.6%
○ 有価証券・・・・・・15.3%
課税価格の平均額(2億0,407万円)で計算すると、
○ 現金・預貯金等・・5,428万円
○ 有価証券・・・・・3,122万円
相続税の申告する人は。
平均でこれくらいの金融資産を持っていることになります。
まず老後の資金としての蓄えを考えて、
それ以外は子どもや孫へ生前贈与するのが節税となります。
また、相続税への関心が以前より高まっていますので、
遺産分割でもめないように、
遺言書をつくっておくことも大切です。
ちなみに、地元世田谷区の公証役場が三軒茶屋にありますが、
年末は公正証書遺言の作成で予約が取れないほどでした。
寝たきりの状態でも本人の意思があれば、
出張をしてくれますから遺言書の作成は可能です。
昨年からの相続税の増税にそなえて、
まずできることからやっていきましょう。
●編集後記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o
高校サッカー決勝は東福岡が圧倒的に強かったですね。
部員がなんと280人!
決勝戦以外もビデオに撮って見ていました。
高校生はあんな上手いのに、
何で大人になると世界では今一つなんでしょうね。。。
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