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平成26事務年度、相続税の調査の状況(2015年11月24日)

2015年11月24日

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●落合会計事務所 オフィシャルメールマガジン vol.259 2015年11月24日配信●
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─┌─────┐このメールマガジンは、税金に関する様々な情報をまとめて、
─│\___/│毎週火曜日に配信しています。
─└─────┘お知り合いの方にも、ご紹介いただけると幸いです。
http://www.ochiaikaikei.com/

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・ご挨拶………………………………いたるところにクリスマスの飾り付けが。。。
・特集…………………………………平成26年度の相続税の税務調査の傾向です

●ご挨拶○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。

○○さん、こんにちは。
税理士の落合孝裕です。
いつもメールマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。

街を歩くといたるところでクリスマスの飾り付けがあります。
最近は11月初旬から一斉におこなう傾向です。
まだクリスマスという感じにはなりませんね。

飾り付けで使われるLED電球の価格が安くなり、
6年前と比べてわずか1/6になったことも影響があるようです。
今年は年末商戦はどうなるでしょうか。。。

●特集○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

さて、今回は「平成26事務年度、相続税の調査の状況」です。

「平成26事務年度における相続税の調査の状況について」が、
11月9日に国税庁より発表されました。
「事務年度」とは、税務署など国税の年度のことで、
7月1日から翌年6月30日の期間です。
本来の年度末の3月が確定申告で繁忙期のため、
国税については6月にずらしています。

今回発表されたのは、
平成26年7月~平成27年6月の税務調査のデータです。
次のような特徴があります。

(1)減少傾向だった件数が増加した
ここ5年間の税務調査の件数は、以下のとおりです。
(以下「事務年度」を、簡便的に「年度」と記載。)

○ 平成22年度・・・13,668件
○ 平成23年度・・・13,787件
○ 平成24年度・・・12,210件
○ 平成25年度・・・11,909件
○ 平成25年度・・・12,406件

平成25年度までは1万2千件以下まで減少したのが、
平成26年度は一転して増加しました。

平成25年1月より「国税通則法」の改正で、
税務調査の手続きがかなり煩雑になり、
調査件数がかなり少なくなりました。
その後、手続きの一部を簡素化したり、
1件当たりの調査の人数を少なくしたり、
さまざまな工夫をして件数が増えているようです。

(2)申告漏れ割合はほとんど変わらない
一方で、申告漏れ割合は以下のとおりです。

○ 平成22年度・・・82.5%
○ 平成23年度・・・80.9%
○ 平成24年度・・・81.6%
○ 平成25年度・・・82.4%
○ 平成26年度・・・81.8%

いずれの年度もの80%を超える高い割合です。
会社への税務調査での修正割合は、
11月10日のメールマガジンで掲載のとおり70%強です。
相続税のほうが約1割も多くなっています。
http://www.ochiaikaikei.com/mlmg/201511101407_1151.html

相続税の税務調査に立ち会って感じることは、
多くのケースで、銀行の通帳の動きなど、
事前に十分調べてから税務調査に入る、
ということです。

ランダムに入っているのではなく、
間違っている可能性が高い申告に調査が入る、
というのが実情のようです。

(3)税務調査に入る割合は減少傾向
今回の公表された相続税の税務調査は、
平成24年に発生した相続を中心に入っています。
申告件数に対する調査割合は少なくなっています。

○ 平成22年度・・・28.9%
○ 平成23年度・・・28.6%
○ 平成24年度・・・24.1%
○ 平成25年度・・・22.9%
○ 平成26年度・・・23.6%

「相続税の税務調査は申告のうち3割入る」
これまでの常識だったのですが、
平成24年度以降は減少傾向です。
20%台前半に下がっています。

高齢化で申告件数が年々増えていることや、
税務調査の手続きが複雑になった一方で、
税務署の職員は増えることはなく、
手が回らなくなったことが原因です。

「うちの申告は税務調査に入るのでしょうか?」
よく聞かれる質問です。
何とも答えづらいのですが、
申告データから一つの目安がわかります。

<平成24年分の相続税申告データ>
課税価格(=財産の金額)の区分ごとの、
申告件数に占める割合は次のとおりです。
○ 2億円超・・・27.2%
○ 3億円超・・・13.8%

財産が多い申告のほうが、
一般的に調査が入りやすくなります。
財産が多ければ間違える可能性が高くなりますし、
間違ったときの増差税額も大きくなります。
税務署にとってねらい目の申告ですね。

平成26年度の調査割合の23.6%と比べてみると、
2億円超の財産では、入る可能性がかなり高くなり、
3億円超の財産では、入る可能性がとても高くなる、
こういう傾向にあると言えます。

3億円超の財産の相続税申告をする場合は、
税務調査にまず100%入ると考えておくことが無難ですね。

(4)1件当たりの追徴税額(加算税を含む)
○ 平成22年度・・・583万円
○ 平成23年度・・・549万円
○ 平成24年度・・・500万円
○ 平成25年度・・・452万円
○ 平成26年度・・・540万円

減少傾向だったのが一転大きく増加しました。
調査が全体的に厳しくなったと言えます。

(5)申告漏れ財産の一番は「現金・預貯金」
毎年度で「現金・預貯金」が、
申告漏れで一番多くなっています。
平成26年度も同様に以下の結果でした。

○ 現金・預貯金・・・35.7%
○ 有価証券・・・・・15.1%
○ 土地・・・・・・・12.8%
○ 建物・・・・・・・・1.7%
○ その他・・・・・・34.7%

意図的に隠した悪質なケースもありますが、
親族名義の「名義預金」について、
申告漏れと指摘されることが多くあります。

○ 専業主婦で元々財産がない妻名義の多額の預金がある。
○ 孫名義の預金の通帳を祖父が保管していた。
このように修正せざるを得ないような、
初歩的なミスがよく見受けられます。
申告漏れがないように十分注意したいところです。

平成26年度の相続税の税務調査をまとめると以下のとおりです。
(1)12,406件と調査件数が増加
(2)うち81.8%で申告漏れ
(3)税務調査に入った割合は23.6%
(4)1件当たりの追徴税額は540万円、
(5)漏れで一番多いのは「現金・預貯金」で35.7%

年内に向けて税務調査の予定はほぼ入っていると思いますが、
来年4~6月も相続税の税務調査は引き続き入ります。
また、これから申告のかたも漏れがないよう十分ご注意ください。

●編集後記○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o

事務所がある用賀でちょっと残念なニュースは、
駅地下の書店が今月廃業になったことです。

雑誌はコンビニに押され、
電車に乗っても皆スマホを片手に、
本を読んでいる人はほとんどいません。

昨日は二子玉川の大型書店に行きましたが、
休日にもかかわらず人はまばらでした。
時代の流れとはいえ少々寂しいですね。。。

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所在:東京都世田谷区用賀2-14-11ブリュンヒルデ4階
電話:03-5716-6528
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